看護師として働いている人の中には、育児中の看護師も少なくありません。育児と仕事を両立させるには、いくつかのコツがあるので知っておくと良いでしょう。例えば、育児短時間勤務制度と呼ばれるものが用意されていて、これは3歳に満たない子どもがいる家庭に適用される制度です。
ちなみに育児短時間勤務制度は、育児・介護休業法の第23条第一条に規定されているもので、法律上では所定労働時間の短縮処置として書かれています。この制度は、育児と仕事を両立させたい労働者に対応する法律です。労働基準法で適用される産前産後休業を利用できるのは女性だけですが、育児短時間勤務制度は女性だけでなく男性も利用できます。
育児短時間勤務制度を利用すれば、1日に6時間のみで働くことが可能です。これは、短時間ながら正社員として働けるメリットがあります。さらに、福利厚生を享受できる強みを持つのも特徴です。ただし、育児短時間勤務制度は必ず利用できる制度ですが、すべての医療機関が認知しているとは限りません。気になる医療機関が、認知しているか把握しておきましょう。
また、職場で育児に関して理解があるのかも確認する必要があります。職場見学や面接などで担当者に育児の理解があるかどうか、直接聞いてみると良いです。子どもがいるから働けないと考えている看護師も、育児短時間勤務制度を利用すれば無理なく職場へ復帰できます。うまく制度を利用して、育児と仕事を両立させましょう。
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